丹生川上神社
2021年4月8日(木)
丹生川上神社 三社巡りに行ってきました。
パソコンでご覧の方は、画像クリックで、フルHD(1920×1080)で表示されます。
丹生川上神社 上社
丹生川上神社 上社は、元の場所は、現在大滝ダムに沈んでしまっています。というと、ダム建設のとばっちりで、移動されたような印象ですが、元は村の小さな祠だったのが、ダム建設の為の調査で、えらいもんが出てきたって事だったようです。
現在の本殿は1998年(平成10年)に作られたもので、旧社殿は、飛鳥坐神社(奈良県高市郡明日香村)に移築されているそうです。
大滝ダムに沈んだ、旧社殿があった場所を新境内から見ることができます。
大滝ダムによって出来た、人造湖を「おおたき龍神湖」と呼ぶそうです。大滝ダムの建設には、住民の大反対があって、1962年(昭和37年)の計画発表から本体工事に着工する1996年(平成8年)まで、34年かかり、完全運用が始まったのは2012年(平成24年)と、計画から50年かかったんですね。
丹生川神社 中社
丹生川神社 中社は、蟻通神社と呼ばれていたのですが、1992年(大正11年)に地元の森口奈良吉翁の研究により、ここ蟻通神社こそが、丹生川上神社だと主張されたそうです。
歴史的には、飛鳥時代の675年(第四十代天武天皇白鳳四年)に、朝廷から名神大社に指定され、平安時代には、二十二社に指定されていたそうです。しかし朝廷が奈良から京都へ移り、いつしか忘れられ、名前も蟻通神社となってしまったそうです。
蟻通神社という名前は、「天皇の吉野離宮行幸の様子が、遠目にアリが通っているように見えたこと」から来ているとの事です。
夢淵
丹生川上神社 中社の神域には夢淵という水神がいる霊域があって、斎淵(いみぶち)がなまって夢淵(ゆめぶち)となったそうです。
東の瀧
東の瀧は、吉野離宮の東にある滝という事だそうです。
東の瀧には、龍神が棲むと言われているそうです。
丹生川上神社 下社
丹生川上神社 下社は、道の駅スタンプラリーをはじめ、何回も近くを通っていたのですが、国道309号線の丹生トンネルを通っていたので、気づかなかったです。
実際今回も、ヤフーカーナビで行ったんですけど、大阪方面からだと、丹生トンネルを通過して右へUターンなんですけど、実際は丹生トンネル手前を旧道へ入っても大丈夫でした。
丹生トンネルの掘削では、丹生川上神社下社の井戸の水を枯らしてはならないとうい課題があったそうですが、綿密な調査と工事前後の水深の計測で、無事工事完了したとの事です。
丹生川上神社 下社は、丹生川上神社三社で、一番最初に、ここが丹生川上神社だと名乗ったようです。拝殿の背後の丹生山山頂に祭祀遺跡と思しき矩形の石群があるそうです。実際に拝殿から山頂に向かって75段の階段があります。
白と黒の神馬も飼育されています。私が訪れた日は、偶然白の神馬が柵の近くに来ていて、いい写真が撮れました。
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